labo grown diamond
地上で生み出されるダイヤ
天然ダイヤモンドとラボ グロウンダイヤモンドの最大の違いは「生みだされる環境」
天然ダイヤモンドは、長い年月をかけて地中で育まれたもの。
ラボ グロウン ダイヤモンドは研究所で製造され、期間は数週間です。
ラボ グロウンダイヤモンドの科学的、物理的な
特性は、天然ダイヤモンドと変わりません。
GIA、IGIといった国際的な鑑別機関により鑑定書も発行されますが、「人工」または
「ラボで生成された」ということが明記されます。
高い純度と美しさ
ラボ グロウン ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じ光学的特性を持つため、
肉眼で天然ダイヤモンドと見分けるのはほぼ不可能です。
天然ダイヤモンドは実は窒素やホウ素などの他の物質も含んでいます。
また、長い年月をかけて生成する過程で、
ごく小さな異物を含むことも少なくありません。
だからこそ天然ダイヤモンドには、
唯一無二の輝きがあります。
一方、コントロールされた環境で作られるので
配合する成分を自由に調整できます。
そのため、不純物を全く含まないクリアな結晶を安定的に作ることも可能です。
どうやって作るの?
製造方法は大きく二つあります。
❶HPHT(高温高圧法)。
古くから研究され、現在ラボ グロウン ダイヤモンドの生成方法として広く普及しています。
天然ダイヤモンドは地球の深部にあるマントルで生成されます。
HPHTでは、マントルと同じような高温高圧の環境を人工的に再現して、
合成ダイヤモンドの結晶を作るのです。
かつてはメレダイヤを作るのに使われていた技術でしたが、
技術の改良とともに大粒のものも生成が可能に。
❷CVD(化学蒸着法)。
高温低圧の環境で、炭素を豊富に含む気体を利用して合成ダイヤモンドを作る方法。薄くスライスしたダイヤモンドを種結晶とし、炭素原子を付着させてダイヤモンドの結晶を生成していきます。
CVDでは不純物の残留を管理することにより、
生成する合成ダイヤモンドのサイズや純度、色をコントロールできるのが特徴です。
そのため大粒でクリアなものや、ピンク、イエロー、ブルーなどの美しい色を持つ
合成ダイヤモンドが生成できます。
エシカルで環境負荷が極小
1990年代に紛争と天然ダイヤモンドが関係していた問題があり、
ダイヤモンドの原産地を認証する制度ができ、
現在では、取引されている天然ダイヤモンドの99.8%以上が、
紛争とは関係しない地域で採掘されたものだと保証されています。
ラボ グロウン ダイヤモンドは人の手で作られているため、紛争問題に関わっていません。
そのため、エシカルな選択肢としてラボ グロウン ダイヤモンドが人気です。
そして環境にも優しいです。
天然ダイヤモンドは、約30億年前に地球深部で結晶化したものと言われております。
露天掘りや地下採鉱といったさまざまな方法で採掘が行われますが、
自然に与える影響を懸念する人もいます。
一方、ラボで生成される合成ダイヤモンドは採掘を必要としないため、
環境負荷が少ないという点でも人気であるのです。
ダイヤモンドの相場価格の1/2
人の手によって作られるラボ グロウン ダイヤモンドは安定供給が可能なため、
多くの場合天然ダイヤモンドの相場価格の2分の1程度で取引されています。
カラーダイヤモンドについても、天然だと採掘量が非常に少なく、
無色のダイヤモンドに比べてもずっと高価です。
一方、ラボ グロウン ダイヤモンドは配合する成分を完全に調整できるため、
さまざまな色のダイヤモンドを生成することが可能。
手の届かない存在だったカラーダイヤモンドがグッと身近に。
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